島根県の商家で生まれ育った布美枝。彼女が29歳の時に東京都で貸本の漫画雑誌に執筆していた水木しげると運命的な縁談を持ちかけられる。水木は太平洋戦争での爆撃で左腕を失うハンディを持ちながら漫画執筆に情熱を傾けていた。水木の人柄にほれた布美枝はすぐに結婚を決断。東京都調布市で新婚生活を始めた。 しかし、その新婚生活は貧乏家庭での苦しくも厳しい物となり、貸本業界が厳しさを増す中で、水木は漫画を描き続けていく。その中で布美枝は「何があってもこの人(水木)と一緒に生きよう」と決断。その後厳しい試練を乗り越えて水木が 收起